2018年12月アーカイブ

日本初の国際学校心理学会(International School Psychology Association: ISPA)の大会が「生涯にわたる幸福をめざし、子どものレジリエンスを高めよう」をテーマに7月25日(水)から28日(土)まで、東京成徳大学で開催されました。
世界44カ国から学校心理学の実践家・研究者が来日し、国内参加者と合わせて1237名の参加者が、日本語プログラムと英語プログラムを通じて、共に学びあうすばらしい機会を持つことができました。ISPA会長のナスターシ-先生からは、「私が参加した中でベストの大会の一つ」と評していただきました。
今日の子どもをとりまく子どものレジリエンス、いじめ対策、インクルーシブ教育、自然災害などの危機からの回復、虐待への対応、学校・家庭・地域の連携などについて、下記の3つの基調講演、シンポジウム、論文発表への参加により、最前線の研究・実践成果を共有することができました。参加者の今後の実践や研究における展開と発展が期待されます。


7月26日(木)
「日本における学校心理学:教師、スクールカウンセラー、保護者のチームによる心理教育的援助サービス」  

Toshinori Ishikuma .Ph.D.(東京成徳大学教授)

 7月27日(金)
「グローバル時代における子どものレジリエンス」

Bonnie K. Nastasi, Ph.D.Professor at Tulane University, USA

 7月28日(土)
「レジリエンスを高める:トラウマを経験している子どもの援助」

William Pfohl, Psy.D.Professor Emeritus at Western Kentucky University, USA


オープニングとクロージングでは助六和太鼓の演奏が大会を盛り上げ、フェアウェルパーティでは刀根麻理子さんの歌に聞き入りました。今大会の成功は、木内秀樹理事長、新井邦二郎学長はじめ、東京成徳大学の教職員のみなさまのご支援の賜です。感謝申し上げます。そして100名以上の高校生、大学生・大学院生、修了生のボランティアが案内、運営や通訳などで協力して、東京成徳学園のグローバルマインド、おもてなしの心を発揮しました。参加者から「ボランティアの生徒・学生たちは、大会のボランティアだけでなく、大学や日本の親善大使だ。日本がもっと好きになった」というお褒めの言葉をいただきました。チーム東京成徳学園に心からお礼を申し上げます。
         第40回国際学校心理学会東京大会実行委員長

                         石隈利紀

         

     

 2019年 3/23(土)・3/24(日) 明治安田こころの健康財団 講義室にて「子どもの援助のための「怒り・落ち込み」と上手につきあう方法<中級>」の研修を開催します。

 今回の研修では、「怒り」「落ち込み」の基盤にあるビリーフや不安、怒り、落ち込みをめぐる悪循環について、そして悪循環を修正する方法について学びます。自分を大切にする方法についての学習です。今回も、アドバンスコースとして企画しました。「子どもの感情の育ち」についての新しいモデルを構築された大河原美以先生と「論理療法(認知行動療法)」に熟達したカウンセラーである家近早苗先生をお迎えして、3人で行うワークショップです。「笑いと涙」ありの二日間にしたいと思っています。「中級」の講座ですので、参考書、「子どもの感情コントロール と心理臨床」(大河原美以著、日本評論社)、「やわらかに生きる-論理療法と吃音に学ぶ」(石隈利紀著、金子書房)を読んで参加していただけることをすすめます。

 本研修は「学校心理士」単位認定研修会です。詳細は,明治安田こころの健康財団ホームページ https://www.my-kokoro.jp/ をご覧ください。

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『チーム学校での効果的な援助 学校心理学の最前線』がナカニシヤ出版より刊行されました。どうしたらチームで子どもを援助することができるか。学校心理学の立場から、すべての子どもに対するチーム援助とそのシステムを解説します。

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