石隈 利紀(副学長 附属学校教育局教育長)
私が筑波大学に赴任したのは,1990年9月1日, 39才のときでした。私は1981年(31才)から足かけ 9年,正味7年のアメリカ生活を終えて帰ったばか りの「帰国おじさん」でした。ブルーの上着に,真っ 赤なネクタイをつけた小柄なおじさんは,筑波大学 でチャンスを得て,その後23年間仕事をさせていた だいています。専門は学校心理学です。 私は日本で大学生活を経験し,民間の会社に勤務 しました。そして学習塾を開いた私は,英語の力不 足を感じ,アメリカ留学を決意しました。アラバマ 州の英語学校・短期大学を経て,大学,大学院で心 理学を学びました。またカリフォルニア州のスクー ルサイコロジスト(インターン)や大学(San Diego State University:SDSU)の講師として勤めました。 今回は大学時代と大学院時代についてお話しします。 20~30年くらい前の話で恐縮です。